危険物乙4勉強のコツ
11月の試験で一応合格していたので、
どのように勉強したのか、さらっと書いておこう。
難易度 ★☆☆☆☆
勉強時間 15~20時間
資格試験の入門編といった位置付けだろうか。
とは言え資格としての用途は広く、取得しておいて損はない。
試験日当日は人が多く、中には「丙種」の受験者も
いたと思うが、どうせ受けるなら「乙種」を受けるべき。
丙種は、第4類の指定された危険物の「取扱い」に限定されるのに対し、
乙種は、第4類危険物の取扱いのほかに「立ち合い」ができ、
「保安監督者」(6か月以上の実務経験が必要)になることができるからだ。
ニーズに圧倒的な差がある。
そんなに難しくないし、試験も都市によって異なるけど、年に数回あるし。
食い合わせの良い資格
勿論単体でも有効な資格だと思うんですが、
◎大型/中型/準中型の自動車免許orフォークリフト
・・・危険物(石油等)の運送系倉庫の求人多し。
◎第二種工事士免許 ★★☆☆☆
◎二級ボイラー技士免許 ★☆☆☆☆
・・・施設管理系(ビルメンテナンス)の求人多し。
を併せて取得しておくことで、選択の幅はかなり広がります。
※大型等自動車免許の取得には金額的な負担、
ボイラー技士は試験合格だけでなく3日間(連続)の講習が必要、
電気工事士は1次(筆記)の後に2次(実技)の試験があり、難易度的にちょっと上がる。
受験対策
必要なのは、どれでもよいのでテキスト一冊。
自分にとって見やすい、これなら最後まで読めるぞ、というものでよい。
イラスト多めだって問題ない。
年に何度もあるから試験問題は同じものが出てくるし、
自ずと勉強範囲は絞られてくる。どのテキストもポイントは押さえている、はず。
さて、テキストが用意できたら、まず一回読む。
試験は3分野
「危険物に関する法令」15問
「基礎的な物理・化学」10問
「危険物の性質、火災予防、消火の方法」10問
なので、テキストも大体同じ構成。
どの分野から読み始めてもよい、と思う。
資格のテキスト全般に言えることだけど、最初の1回が一番辛い!
しかし、一冊読み終えるということが何より重要。
一度読み通せば、2度目3度目は嘘みたいに楽になる。
この試験では深い知識は問われないので、
一度目を通して「なんとな~く、分かったかも」
というレベルで、「合格が見えてきた」と言っても良いのでは。
だから頑張るべし!
次にするのは、過去問を解くこと。
基本的に問題は使い回しだと思うので、5~6回分の過去問を解くことで、
本試験でも「あれ、見たぞ」という問題が必ず出てきます。
・・・限りなく合格に近づいてます。
無料サイトやアプリにもあるし、書店で買ってもよい。
ここで、自分の弱い点が見えてくる、はず。
そこは自分でノートをとるなどしよう。
何度も書くけど、テキストの内容を掘り下げる必要はない。
内容そのものを、ノートに書き写すだけでも効果あると思う。
後は、youtubeでも色んな人の講義動画が見れるので、
自分に一番合う動画を見る。←かなりクオリティが高いので
これだけで良いかも。
ここまでやって分からないところは潔く捨てましょう!
出るとは限らないし。
6割取ればよいのだ、と割り切ろう。
ただ、
「指定数量と倍数計算」←頻出!※無料動画等でも素晴らしい解説があるので
それをみて理解しておくと必ずプラスになる。
「危険物の分類」各類の特徴←動植物油類(乾性/不乾性)はかなりの割合で出る。
これは押さえておこう。
それ以外は、 各項目まんべんなく出る印象。
あと、最後に大事なことですが、
五者択一で、「正解はどれか?」ではなく「間違いはどれか」を問うことが多い。
各類の代表的な物質(ジエチルエーテル、ガソリン、灯油、グリセリン等)のような、
覚えておくべき物質以外の場合は、
「数字がちょっと違う」とか
「物質名が違う」とか
重箱の隅を突くような問いは少なく、
「すんません!僕が間違ってました!」とばかりに、
(テキストをざっと読めば理解できる程度の)
正々堂々と明らかな間違いが配置されています。
なので、
各類の5番目6番目に書いてあるような物質の細かな情報まで覚えている必要はない。
これはすべての分野のすべての問題に言えます。
間違いは正々堂々配置されていることが多いです。
あまりに細かすぎる情報を覚えようとするとパンクするから。
気を付けよう。
まあ、過去問を解く→テキストで確認を繰り返す、
これでかなり理解が進んでいると思います。
・・・ここまでできていれば自信をもって良いのでは。
これから試験を受けようかと考えている方は、
一冊テキストを読む。
ちゃんとやれば必ず受かるので、頑張って。
資格取得のフローチャート
「危険物乙4」が取得できたら
↓
「二級ボイラー技士」とるぞ。講習はあるけど・・・。
難易度は低いかな。やれば受かるぞ。 yfire.hatenablog.com
↓
「第二種電気工事士」年2回の試験。二次まであるけど、独学は可能。
実技は楽しい。試験は緊張。材料費が・・・。
↓
「乙種6類消防設備士」⇔「甲種4類消防設備士」
第二種電気工事士がとれたら、消防設備士(出来れば甲4)科目免除もあるし。
↓
「第三種冷凍機械責任者」年1回11月。
これがとれたら、いわゆるビルメン4点セット完遂♪
がんばろう。
既に持ってる資格もあるから、
それについてはまた書こう。